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なぜエムケイグループでしたか?
もともとタクシー業界というカテゴリーで受けようと考えていたわけではありません。就職活動時に「何が好きかな?」「何を仕事にしたいかな?」と自問自答して出た答えが旅行でした。どのようなアプローチでもいいので旅行に携わるというテーマで探し出会ったのがエムケイグループだったのです。他にも旅行業界の企業を受けました。その中で、お客様お一人おひとりともコミュニケーションを大切にしながら、自分自身がお客様をご案内しお送りしたいという気持ちが強く、お乗せするお客様が最大でも9名のエムケイグループなら私が描く「やりたい仕事」が実現できるのではと最終的に選びました。
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男性イメージの強いタクシー業界。02
女性にとっての働きやすさは、いかがでしょうか?
確かにまだまだ男性社会な面があるのは事実。先輩はもちろん、後輩も男性が多いので致し方ない部分はあるかもしれません。ただ、エムケイグループの場合、女性で所長や副所長を務めていた方も多くいらっしゃるので、そうした環境のおかげで相談しやすく、女性ならではキャリアプランも描きやすいです。まだまだ成長過程ではあるものの、年々、女性にとって働きやすい職場づくりが進んでいますので積極的にチャレンジいただければとも思います。実際、一期上の女性の先輩が上司ですし、一期下にも女性が一人います。まさに女性の活躍が目立ち始める世代に差しかかっているのではないでしょうか。
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なるほど女性ドライバーの活躍の道を切り拓く重責を担われていますね。03
そんな上原さんのやりがいは?
一番は、私を指名してくださるお客様の存在です。中でも何度か指名をいただいている法人のお客様がいらっしゃいまして、大きな車を私のような若い女の子が運転していることにまず興味を持たれ、運転は機敏ではないものの、当然法定速度を守ったうえで加速が必要な場面と減速する場面の使い分けが上手で、大前提の安全運転を気に入っていただけたようです。あと、ご乗車されている方がアポイントメントの間の数分でもいいからたばこを吸いたいというほどのヘビースモーカーで、街にある喫煙できる場所が少なくなる中、吸える場所を事前にリサーチし、当日のルートに組み込んだところ非常に感心いただき、ご降車される際に「また、指名させてもらうよ」と言ってくださり、とても感動したのを覚えています。
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素晴らしい!04
これからの目標は何でしょうか?
2025年に大阪・関西で開かれる国際的な博覧会で車列を組んで参加することです。「車列を組む」というのは、各国の要人をお乗せしている私たちが運転するハイヤーを中心に、前後左右の警察車両やSP車両と一緒に走ることです。それが最大の目標で、2019年に大阪で開かれた国際的な首脳会議を、わずかながらですが経験でき、2021年の世界的なスポーツイベントも経験して、今度の博覧会も、しかも20代でとなると私しかいません。エムケイグループの唯一無二の存在になることを目標に、自分自身のことはもちろん、主任として後進の指導にも尽力していきただいです。
取材日:2022年5月